日本三大悪人 道鏡 小話①

道鏡について「マイナー・史跡巡り」で描きましたが、それについて、熱心な皆様から、沢山のコメントをFacebookの方に頂きました。

皆さん、この時代、この件について大変詳しい方ばかりで驚いたのと同時に、これらの話をコメントだけに閉じておくのは大変勿体ないと感じましたので、小話として何回かに分けて掲載させて頂きたいと思います。
道鏡最期の地、龍興寺にあるお地蔵さん

まずK氏のコメントから。

【K氏コメント】◇ ◆ ◇ ◆ ◇

孝謙天皇はかなりやり手で激しい女性だと思うのですが、道鏡はそんな彼女に振り回されたのではないでしょうか。

「道鏡を天皇に!」との神託が伝えられた時の彼の心理は「まんざらでもない」よりも「これはまずい、やりすぎだ」だったと思うのです。

左遷された時にも従容として受け入れているし、恨みがましいことを言った形跡もなく、まして菅原道真みたいに怨霊化していない事を考えると彼は高潔な人物であり、皇位簒奪を狙う大悪人とは思えないのです。ただ感情を表に出さないので誤解される事が多い人だったとは思いますが…

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


正直、道鏡が、このご神託の偽証について、絡んでなかったとは想像もつかなかった私には目から鱗のコメントで、かつ説得力があるように感じました。

もし、道鏡が、このような人物像であったなら、大悪人どころか、素晴らしい人格者ということになりますね!

どう思われますか?

---Blog「マイナー・史跡巡り」(日本三悪人① 日本三悪人② ~失意の道鏡~)

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