プリプリが命を救う

今日の午後、会社で「安全」に関するイベント(大会?講習会?)がありました。

この手の講習会は皆さんも受けられる時感じられると思いますが、非常に大事な話ではありますが、何分(なにぶん)お話が堅く、途中で飽きが来やすいのも事実です。

そんな堅いイベントの終盤、女性保健師たち3人が、それまでの厳格な雰囲気から、いきなり「プリプリが命を救う」と題して、話を始めました。

大体、堅い話を吹き飛ばそうとする軽い話は、うちの会社にありがち(?)な、ちょっと恥ずかしくてそっぽを向きたくなる、言い換えると「オヤジギャグ」的な事をするのかと、斜めに構えて聞き始めたのですが、聞くにつれ、これはなかなか!(笑)という思いに変わったのです。

内容は心肺蘇生の手順についての話でした。

心肺停止した人が出た時に、余程訓練された人でない限り、頭が真っ白になり、どう対応して良いか分からなくなりやすいのだそうです。

確かに私も救命講習を横浜市で受け、修了証書を貰いましたが、講習の内容は殆ど忘れてしまっています。

そこで、このような人向けに、大学の医学関係者が、プリンセスプリンセスの「Diamond」を替え歌にして憶えて貰うことにより、人が倒れた現場で頭が真っ白になっても手順を思いだせるように工夫したのが、下の動画です。

この動画自体は、字幕で歌詞が流れるだけですが、この歌詞に合わせて保健師さんたちが3人で、人が急に倒れるところから、心臓マッサージ、AEDの操作等を寸劇でやってくれるのです。これに結構感動し、涙腺が緩んでしまいました(笑)。
その会場には4,50代の社員が数百人くらい居ましたが、やはり皆私と同じような一種の感動を持ったのでしょうか。保健師さんたちが、「次は、皆さんが歌いましょう!」と掛け声をかけると、数百人のおっさんたちが、素直に大きな声と手拍子で歌い始めたのです。

なんか、ちょこっと感動的な光景でした(笑)。

いつもは会社の恐ろしいおっさん連中も、実は人に優しい奴らなんだなと共感できる瞬間。

是非、皆さんも、このDiamondの歌詞を見て頂きたいと思います。
同じやさしい日本人の仲間の一員として。

お読みいただき、ありがとうございました。