三増峠③外小話:御旗

さて、前回武田家家宝「御旗・楯無」の「楯無」鎧について、菅田天神社にオリジナルを求めて行った話を書きましたが、今回は「御旗」です。 これは見ることができました。菅田天神社から、北東に国道411号を上ること30分。あの超長編小説で有名な「大菩薩峠」近くの雲峰寺というところです。(写真①
①雲峰寺

横を笛吹川源流が流れており、風光明媚な場所ですね。(写真②
②笛吹川源流

雲峰寺というだけに、以前、Facebookでも公開した甲府盆地の雲海も、このお寺でも写真のように見えました。なんとなくこの辺り、「雲」の付く寺社が多い気がします。やはりこのような雲海が良く見られるからなのですかね?(写真③
見学料300円を払うと、孫子の風林火山の旗等と一緒に「御旗」のオリジナルを見ることが出来ます。 見つけた「御旗」のオリジナルは、やはり年代を感じるくすんだ赤の大丸でした。(写真④
④「御旗」

なんか見たデザインだなあと思っていると、どうやらこれが最古の「日の丸」らしいですね。1056年と言いますので、平安時代末期です。そりゃあ、くすみますよね。 御旗・楯無もご照覧あれ! いつか、この御旗と楯無のオリジナル2つを同じ場所に並べて、この武田家が代々言ってきた言葉を、私たちも言ってみたいものです。

---Blog「マイナー・史跡巡り」(三増峠の戦い① ~武田信玄vs北条氏康~)
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