将門小話② 平川

Blog「マイナー・史跡巡り」で、平川の河岸に将門の首が落ちたという伝説や、平川村の住人が晒された首を持ち帰った等の話をさせて頂きました。

また、平川は、将門の伝説から神田川という名前に変わったという話もしましたが、地名としては残っています。
ちなみに、私の職場の近くに平川門と平川壕があります。(写真①
①江戸城北東から平川門を見る
鵜が連日の暑さのため、羽を広げて涼しんでいます。


また地図②は、これも「マイナー・史跡巡り」に掲載した図ですが、この地図の平川(旧平川、現在内濠川)の上には、現在、首都高速都心環状線が走っています。(地図②

②旧平川は首都高速都心環状線の下

昭和30年代の高度成長期に、東京の河川の上に高速道路というのは、土地取得問題をはじめとする時間の掛かる調整等が少なく、効率性を第一とした方式だったのでしょうが、やはりなんか拙速の感がありますよね。お蔭で旧平川も、いつも高架下は川面を含めて暗いです。(写真③
③いつも暗い高架下
日本橋の上も同じように首都高速が走っており、現在ここはなんとかならんか検討中とのプロジェクトがありますね。江戸情緒は、川があってのものですから、なるだけ綺麗な川面が見られる時が来ることを皆望んでいるのだと思います。

ついでに、一ツ橋から平川上流に目をやると、僅かに日が当たる場所があって、その岸には沢山のカメが登ってきて甲羅干しをしておりました。写真で分かりますかね。左側のコンクリートの上です。少なくとも3匹は居ます。(写真④

④僅かな太陽光を求め集まる亀3匹
(左コンクリート上)

人だけでなく、これら川の住人であるカメも同じ想いだろうなあと感じました(笑)。




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