戸田湾 小話①:伊豆半島の火山活動

日露交渉の話題になった戸田(へだ)湾から、沼津方面に帰るのに、いつも県道17号線で海沿いの道を走ります。

写真①のように、山の上を走るので駿河湾の景色は非常に良いのですが、道は狭く対向車とすれ違えない箇所も多いです。(写真①
①静岡県道17号線から見る駿河湾
また、道路のメンテもあまり良くなく、下手すると崖が崩れてきて、車ごと海に突き落とされないか、なあんて想像できるほどです。

ただ、途中、途中の見晴しの良い展望台には、写真②のような看板があちこちにあり、伊豆半島の地理的な面白さを勉強しながらドライブできるというのが中々気に入っています。(写真②
②この道路沿いには
「伊豆半島ジオパーク」の看板が方々にある

ブログでも冒頭描きましたが、伊豆半島がプレートテクトニクスで本州にぶつかったというのは、有名な話ですよね。

その辺りを詳細に、この看板の下の部分に書かれています。Webにもこの記載がありましたので再掲します。(図③
③伊豆半島のなりたち
これを見ると伊豆半島は、本州に島がぶつかってきたというより、プレートがぶつかることにより、丹沢山地が隆起したり、伊豆に火山が出来まくったりというプロセスなのですね。戸田の水没した火口を持つ火山は、この写真から達磨火山系のようです。

達磨山は、陸路で東京から来るときは、必ず通った山ですが、あの霧が出て、夏でも涼しい達磨山や、この綺麗な海にある戸田湾が60万年前には、火を噴きまくっていたのかと思うと、寂しいこの県道17号線にも、伊豆半島の太古の鼓動が聞こえるようですよ。


※マップ内の「ヘダ号進水の地」はGoogleマップ様に承認頂き、以下のBlogを公式Blogとして史跡登録したものです。


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